デジタル遺産ってご存知ですか?
- 2019-11-22
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◆知らなかったでは済まない!デジタル遺産とデジタル遺品
『デジタル遺産・遺品』という言葉を聞いたことはありますか?
これは個人が保有していたインターネット上の財産やデータのことです。
『デジタル遺産』とは、ネットバンキング、ネット証券などに保管している預貯金や有価証券などのことを言います。
これに対して『デジタル遺品』とは、パソコンやクラウド上に保存している写真や文章、SNSなどのアカウントのことを言います。
家族が亡くなった時、遺族の方が『デジタル遺産・遺品』を正確に把握していることはまずないといってよいでしょう。
【補足】『遺産』とは不動産や金融資産などの資産、『遺品』とは衣類や家財のように資産価値のないものを言います。
◆どんなトラブルが考えられるの?
故人が管理していたスマホ、パソコン、タブレットなどはプライバシーの観点から、家族であっても自由に見ることは少ないはずです。
そのため有料サイトへの登録を知らずに放置した結果、有料サービスの月額利用料が膨大な額に膨らむトラブルや、株式やFXなどの金融取引を知らずに巨額の損失が出てしまうことなど、様々なトラブルが想定できるのです。
◆どんな対策があるの?
インターネットサービスの一覧に加えて、ID・パスワードのリストを作って貸金庫に保管したり、士業などの専門家に預けるなどして、相続開始後に相続人が把握・管理できるようにしておくことが必要です。
