登記識別情報通知っていうのは、いわゆる「権利証」のことなの。
インターネットで登記申請をする仕組みを整えるために、平成１７年頃から順次「登記済権利証」から切り替わっていったのよ。
法務局からは紙で出来た「登記済権利証」に代わって、１２桁のパスワードが記載された登記識別情報通知という用紙が発行されるようになったの。所有権移転や抵当権設定などの登記をする場合には、このパスワードを法務局に提出することで権利証の役割を果たすのよ。このパスワードの上には一度剥がしたらもう貼れなくなっちゃう特殊なシールが貼り付けてあるんだけど、これがくせ者なのよ。最近のはそうでもないんだけど、切り替わった最初の頃のシールは上手く剥がれないの！上手く剝げなくてパスワードが読み取れなくなっちゃったら大変だから、これは焦るわよ～
平成２７年２月２３日から、この登記識別情報通知の様式が変更になるらしいわ。いままでのようなシール式じゃなくて、用紙を折り曲げてパスワードを隠す仕組みになるらしいの。既に発行された登記識別情報通知はそのままで有効だから大丈夫。